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プロセスマイニング

自社製品の受注、納品、請求書発行、入金消し込みまでの一連のプロセス等、企業で行われている様々な業務プロセスに関して記録される「イベントログデータ」を分析し、不正の痕跡、兆候を解析します。
また、プロセスマイニングを業務改善に活用することも可能です。
U&Iアドバイザリーサービスではプロセスマイニング最大手「Celonis社」と協同して、不正調査から事後のサポートまで総合的に支援いたします。

イベントログデータの種類

プロセスマイニングの対象となるイベントログデータとしては、「ERP」のように基幹システムで処理された活動についてのトランザクションデータの他、マーケティングや営業活動、顧客情報が記録されているMA、SFA やCRM システムのトランザクションデータや変更履歴ログや、問い合わせ履歴、Web サイトの訪問履歴などのログを分析対象とすることができます。

プロセスフローの作成

イベントログデータをプロセスマイニングツールに取り込み、分析することによって、素早く自動的にフローを作図する機能を持っています。
プロセスマイニングツールは、膨大なイベントログを迅速にモデル化することが可能であり、業務プロセスを正確に把握できるだけでなく、標準フローからの逸脱や、不正な会計動向を可視化することもできます。

適合性評価

プロセスマイニングツールは、マニュアルなどに記載されている、本来行うべき業務手順に沿った「標準的な業務プロセス」を理想モデルとして取り込み、現状モデルとの比較検証を行うことで、逸脱しているプロセスを特定することができます。
これが、適合性評価の機能です。
標準プロセスから逸脱したプロセスは、コンプライアンスの観点から、重大な問題を引き起こすリスクを秘めています。
プロセスマイニングツールは、現状プロセスと理想プロセスの乖離を容易に把握することが可能であり、問題のある業務プロセスを速やかに発見できます。

プロセスマイニングの手法を用いた調査により不正の痕跡、兆候を調べることが可能

循環取引・購買不正

営業取引(売上・仕入)のプロセス(受発注→契約締結→納品→請求→支払等)について、標準的なプロセスから逸脱している取引を可視化することにより、どのようなスキームで不正が行われたのかを把握することができます。

粉飾決算

会計ソフトからログを抽出し、経理プロセスを可視化することにより、不自然な収益計上や計上すべき費用の隠避等を把握し、どのようなスキームで不正が行われたのかを把握することができます。

品質偽装・手順逸脱

業務プロセスについて、標準的なプロセスから逸脱している業務を可視化することにより、どの手順に逸脱が存在しているのか、その結果どこで偽装が行われたのかを把握することができます

備品等の資産横領

備品の購入、使用のプロセス(受注→支払→入庫→出庫等)から現時点の在庫登録数と比較し、在庫登録を誰が行ったものなのか、標準的な消費のされ方かを可視化することにより、不適切な増減を把握することができます。

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